物価上昇でもママ・パパが気を付けるべきこと

こんにちは、聖海です。
寒い朝が増えて本格的な秋を迎えていますが、皆さんやご家族の体調はいかがですか?何よりあなたの体調が第一です。元気でいてくださいね。
今日は最近気になる値上がりに関係するお話です。
1なぜ物の値段が次々に上がっているのか?
皆さんもよくご存じの通り、ここ数ヶ月急激に物の値段が上がっていますよね。
何でもかんでも値上がり!値上がり!で家計はどんどん苦しくなってきました。
それは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が大きな影響を与えています。
ロシアは産油国であり、ウクライナは世界有数の小麦の産地です。
ロシアの原油はヨーロッパ各国にパイプラインで供給していましたが、軍事侵攻をきっかけにロシアから原油を買うのを止めようという動きや、ロシアもヨーロッパ各国に対してウクライナの味方をしたら供給を止めると脅すなど、原油の取引を戦争に利用しています。
そこにきてパイプラインが破壊されてしまいました。(どの国が破壊したかは情報が錯綜しています)
冬に入るという時に原油の供給が物理的に少なくなってしまい、ヨーロッパ各国の暮らしや生産力、運送など幅広い面で影響が出始めています。
また、ウクライナはロシアの攻撃を受け、小麦の輸出が止まり、農家の生産も著しく打撃を受けています。
原油と小麦は私達の生活になくてはならないものです。
原油はガソリン、ビニール製品、衣服などありとあらゆる物の原料です
小麦粉はパン、菓子類など世界各国であらゆる料理に使われています。
国際社会は輸出入で成り立っています。
一国の輸出が止まると、芋づる式に影響が出てしまうのです。
日本がロシア産の原油を使用していなくても、ヨーロッパ各国がロシア以外の産油国から高値で原油を買いつければ、日本も価格競争に巻き込まれてしまいます。
今朝はNATO加盟国であるポーランドにミサイルが撃ち込まれたというニュースが入ってきました。
これからさらに厳しい状況になっていくかもしれません。
2 物価上昇での懸念すること
物の値段が上がると、企業は原材料費や運送費が増加しますので経営が厳しくなります。
経営が悪化すると、抑えられる費用を徹底的に見直す動きが出ます。
そこで真っ先に削減されるのが人件費です。
給料カットやリストラが行われるでしょう。
既にApple、Amazon、Twitterなど海外大手が大幅なリストラを開始しました。
給料が上がらないだけではなく、突然仕事がなくなる人まで出ているのです。
物価が上がっているのに収入が減ってしまうと、家計も節約を余儀なくされますよね。
電気や水の使用量を減らす、外出を減らす、習い事をやめるなど、もう既に出来る節約をし尽くしているという家庭も多くなってきたのではないでしょうか?
これ以上節約できないところまできたら、私達は必要な物まで削っていくしかありません。
すると、消耗品の使用を減らそうとしますよね。
紙類、洗剤類などです。
トイレットペーパーの一回の使用量を短くしたり、1枚のティッシュペーパーをボロボロになるまで使ったり、洗剤を薄めて使ったり、マスクを何日か使いまわしたり、冷蔵冷凍庫の温度を上げたり、トイレの水を流す回数を間引きしたり……ついついやってしまいたくなりますよね。
生活必需品の中でも消耗品は私達の衛生環境に直結しています。
機能の低下を起こさない程度で節約するのはとてもいいことですが、あまりにも節約し過ぎると衛生環境が悪化し、病気が発生してしまいます。
未だに流行中のコロナ、これから流行する風邪やインフルエンザはもちろん、悪性の大腸菌やハウスダストによって引き起こされる病気もあります。
節約の際は衛生面への配慮も大切です。
3 具体的な対処法
子ども達にも節約に協力して欲しいけど、言い過ぎて不衛生になったら困るという時に参考になりそうなことを書いておきますね。
・紙類、洗剤類の使用量の目安を書いて貼っておく。
・電気を使わない遊びや趣味の楽しさを教える。
・汚れやすい場所は新聞や段ボール、捨ててもいい布などを敷いておき、汚れたらこまめに捨てる。
・削る部分と削らない部分を家族で意思統一しておく。
・節約したら子ども自身にとって何が可能になるのか、どんな得があるのかを明確に教えておく。
物価上昇はまだ続きそうですから、アイディアを出し合って家族の健康を守っていきましょう。
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