子どもに英会話を身に付けさせたい!

初めまして、聖海(せかい)です。
私はエッセイストであり、教育相談員でもあります。
Kindleにて電子書籍を出版しています。
前職は小学校の教員を10年間していました。
これから、子育て世代の皆さんや教育に関わる全ての方々に役に立つ情報を発信していきたいと思います!
どうぞよろしくお願いします!
初回は今高校受験でも話題の英会話のお話です。
1 脳の仕組みを知ろう!
母国語以外の言語を学ぶ時、他の教科とは違う大変さを感じたことはありませんか?
それは、脳の仕組みの問題なんです。
算数や社会、理科などは国語での会話ができた上に学んでいく学習ですよね。
「これは○○だよ」という国語の説明文を知っているから
「これはいちだよ」と言葉と数を一致させることができ
「いち」=1 「に」=2 「さん」=3 と覚えることができます。
国語を知らなければ算数も社会も理科も頭に入ってきません。
生まれてから毎日24時間、5年程度をかけて国語という基礎を脳の中に築いて、その上に算数、社会、理科と建設していくような感じです。
英語を学習する時はその国語の基礎が通用しません。
新しく英語という基礎を作る作業なのです。
もちろん、国語という基礎から応用できることもありますが、新しい棟を建てる作業に変わりはないのです。
国籍の違う両親を持つ子が2ヶ国語を話せるのは、同じ年月をかけて同時に基礎を作っているからなんですね。
生まれながら人の2倍学習していることになります。
どちらかに偏ってしまったり、他の分野で苦手が多かったりするかもしれませんが、一度に2倍脳を使っているために労力が均等に向かわないのです。
時間をかければちゃんとできるようになります。
2 コミュニケーションが大切!
私達は毎日親や周囲の人間に話しかけられたり、周囲が話しているのを聞いたりして少しずつ言葉を覚えてきました。
一日に何十回も話しかけられ、それに返事をする。
その中で、赤ちゃん言葉や間違った言葉遣いを繰り返しながら正しい日本語を習得しましたよね。
生後1年間は親との1対1のコミュニケーションがメインです。
母親と自分、父親と自分、祖母と自分、祖父と自分といったように
1対1で目を合わせて、相手の表情や身振り手振りを見ながら
良い言葉か?悪い言葉か?
合っているか?間違っているか?
どんな意味か?どんな時に使うのか?など
たくさんの情報を言葉とセットにして記憶していきます。
また、1対1の会話は社会生活を送る上でも最も基本的な能力になります。
安全な空間で安心して会話を楽しみ、相手に自分を正しく素直に表現することはその子の人格形成や、社交性に関わる本当に大切なことなのです。
3 長い目で見よう!
私達は5年ほどかけて言葉の基礎を作ります。
しかし、正しい言葉遣いや流暢な口調、効果的な話し方を習得するには長い年月がかかりましたよね?
小学校ではどの程度お話ができたでしょう?言いたいことが言える子でしたか?
中学校では作文が得意でしたか?大人と対等に喋っていましたか?
そう、会話や文章は性格、年月、周囲の環境によって変化するのです。
ですから、楽しく気長に続けることが一番大切なのです。
そうすれば誰でも話せるようになってくるのです。
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