ネット社会が炙り出した球体の実像

社会構造は球体だ

核となる人間の周りを何層にもなって囲み、球体を創り出す

一人の人間がいくつもの球体の構成者となり、目には見えない無数の球体こそが社会の実態だ

私で言うならば、日本人、女性、黄色人種、障害者、シングルマザーなどの球体の構成者だ

無数の球体の中で構成者が多く大きな球体がマジョリティであり

構成者が少なく小さな球体がマイノリティだ

社会構造としての球体は表面が非常にあやふやなものだ

はっきりとしたラインはなく、常に出たり入ったりしている

だから、完全な球体ではなく球状と言った方が正確だろう

 

目には見えなかった社会構造としての球体は今、

ITの発達と普及によってその実態と変動の様子が可視化し始めている

 

昨今、暴露系YouTuberが一部で騒がれている

有名人や事件の犯人等の世間に出ていない情報をYouTube上で暴露し注目、支持、収入を得ている

私はそれが一人の人間が核となりゼロから球体を創り出していく様に見えて、人の動きに注目してしまうのだが

ある程度の大きさになった球体は、世論や正義という最も目に見えにくく流動性の高い球体と対峙する

どんな球体も成長していけば必ず対峙する

なぜなら、世論や正義と一人の人間が完全に一致することはないからだ

 

先日もその過程を表れた興味深い場面を見た

急成長で球体を創り出しているある暴露系YouTuber

その人の周りにはその人自体を支持する人々がいて

その人達の周りには暴露された有名人を元から気に入らなかった人々が(ネット上で)集まり

更にその周りに有名人がその地位と権力を利用して犯罪や反道徳的な行いをしていることに怒りや不満を感じる人々が集まり

その様子を観察するたくさんの人々が球体の表面を厚く覆っている

核の人間が勢いよく回っている時はそれだけ遠心力が強くなり

球体表面の人間も目に見えない世論や正義よりも新しい球体の遠心力に惹きつけられている

 

注目なのは、球体が成長する過程で敵対勢力が球体の構成員となっている点だ

初めは球体表面から核を監視しているだけだったが

勢いが増してくるとそっと球体内部に侵入していき支持者のフリをして構成員として核の周りを取り囲む

中には熱狂的な応援コメントを送っていた人もいる

そうやって核の勢いを助け、ヒートするまで転がし続ける

そうしているうちに、やがて世論や正義と対峙する点に達する

どちらが真のマジョリティかを決する瞬間だ

その点に達する時を見計らってニセ構成員は世論と正義との矛盾点を一斉に突く

潜り込んでいた球体の内側から一気に外側に向かって飛び出し、元いた敵対球体で正体を現し、

「やはりこちらの方がマジョリティだ!」と声を上げるのだ

すると、遠心力は急降下し、表面にいた構成員たちにまで力が及ばなくなり散り散りになる

成長した球体は一瞬にして小さくなり、最悪の場合再び核のみに戻ってしまう

 

歴史上でもこういったことが繰り返されてきたのだと思うが

情報や連絡手段が限られていたため後に残った人の記憶や憶測でしか球体の存在を記録できなかったために

例えば、織田信長を核とする球体の実態や真の構成員は誰だったか

明智光秀はマジョリティ(世論や正義)だったのかマイノリティ(少数派や革新派)だったのか

歴史研究家の間でも未だに確定されていない所以だろう

 

あやふやなマジョリティがさらにあやふやなマジョリティを創り出す、二重三重のマジョリティ

対するマイノリティもあやふやで二重三重にマイノリティを創り出す

そのあやふやな流動が互いに影響を与え、諍いを生んできた

互いの実像や人物が見えぬまま闘っていることも多かっただろう

ネット社会となった今、その姿、人物、動向がつぶさに目に見えるようになってきた

 

 

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