孤独人間の敗因

人間は自分達が思うほど進化していないのかもしれない

確かに技術は目覚ましい進歩を遂げてきた

しかし、精神はある程度脳が進化してからそれほど進歩していない

そう思い知ることが増えた

 

「自分磨き」「自分探し」

「自分とは?」「幸せとは?」

「生とは?」「死とは?」

「愛される方法」「モテる方法」「儲かる方法」

 

答えのない問いに人生の大半を費やし

曖昧な情報に飛びついてしまう

 

物心ついた時から私は「自分」という存在と闘ってきた

それはある意味死闘といえるほど過酷な道のりだった

 

「何のために私は生まれたのか?」

「人間だけが進化した意味とは?」

「宇宙は、地球は、私は、なぜ誕生したのか?」

「なぜ生まれ、なぜ死ぬのか?」

「死んだらどうなるのか?」

 

気が付いた時には既にそんなことばかり考える子どもだった

人生の全てが疑問符だらけで目の前の現実に身が入らなかった

 

森羅万象の、生命の、宇宙の

基礎基本を何も知らずに生きて行けるはずがない

ゲームのルールも操作方法も何一つ知らず

命を失う失敗は一度たりとも許されない無理無謀な闘いを強いられている

 

せめてルールや操作方法くらいは教えておいて欲しい

原理や目的を知らなければ納得できない

 

宇宙というものが、生命というものが先に存在していて

人間は自分の体について何も把握していないのは

何と言うか、順番が逆な気がした

 

どんなに頑張ろうといつか死んでしまうなんて

全てが無駄な気がした

 

何一つわからないまま時間だけが過ぎ死期が迫ってくる

 

幼い頃からそんなことで頭がいっぱいだなんて

なんて無駄な時間を過ごしているんだ

それは無意味な闘いだ

今を楽しんだ方が良い

今できることを精一杯した方が有益だ

そんなことは私自身が一番わかっているしそうしたい

そんなことばかり考えているせいで底知れない恐怖感と不安感に精神を冒されたのだから

でもどうしても切り替えられず疑問を解消しなくては先に進めないのだ

 

先天性疾患を持って生まれ

生きる希望がほぼなかった

感染症や大病を繰り返し

常に私の体は生死の境を彷徨ってきた

いつ堕ちるかわからない崖っぷちを命綱もなく独りで歩いている感覚だ

実の親にすらこの苦しさと恐ろしさはわからないだろう

 

この体から逃れたかった

この体を捨てたかった

 

自分は食事すら命がけなのに

他の子ども達は皆元気に何も考えず走り回っている

 

自分は体中傷だらけなのに

親の体には傷がない

プールで裸にされたら他の子ども達にも傷一つない

大人も子どもも皆一様に私の体を見て悍ましい表情を浮かべる

 

生まれ変わりたいのではなく

この苦難を味わった自分の意識を保ったまま別の体を手に入れたかった

 

不平等なこの世界が

その元凶であるこの体が

どうしても赦せなかった

 

別人になりたいと望んだことが

私の人生を根底から狂わせた

 

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