孤独人間の詩

『生まれ』

自分の全てを 認められなかった

自分の何もかもを 受け容れられなかった

存在さえも

「あなたはその様な段階にあるだけ」

きっとそう言われるのでしょう

「別の次元かの如く言われたくはないのです」

と言ったとしても

あなたも理解できる時が来ますよ」

きっと肩透かしを喰らうのでしょう

“持って生まれたもの”

とは言えない人間もこの世には居るのです

“持たされて生まれたもの”

或いは

“奪われて生まれたもの”

としか思えない人間も居るのです

まさか

“あなたはその体、その環境を選んで生まれてきた”

そんな非道なことを言うつもりではないでしょう?

それで納得するとでも?

それで気が済むとでも?

最低最悪の暴力!

どうか あなたはそんな暴力を振るわないで

今にも崩れ落ちそうな 生と死を隔てる崖に

生まれた時からずっと 私は置かれているの

何とか何とか しがみついているの

 

 

『最苦』

「生きたい」と「死にたい」の狭間にいる者達

この世を去ろうと決めた者達

死に急ぐ者達

死期を察する者達

死を創り出そうとする者達

瞳を見れば伝わってくる心の壮絶

狭間は途轍もなく遠く深く苦しいが

その瞬間は

“ただそこにある線を越えるだけ”

きっとそんな感覚なのだろう

 

 

 

『自由への関与』 ー尊い者順ー

自由を拡大する者

自由を解放する者

自由を体現する者

自由を尊重する者

自由を追求する者

自由を表現する者

自由を賞賛する者

自由を希求する者

自由を受容する者

自由を許容する者

自由を拒否する者

自由を隠蔽する者

自由を批判する者

自由を侮辱する者

自由を無視する者

 

 

『自由への行動』 ー尊い者順ー

自由を創造する者

自由を確立する者

自由を共有する者

自由を信用する者

自由を支持する者

自由を分与する者

自由を法化する者

自由を利用する者

自由を誤解する者

自由を嘲笑する者

自由を却下する者

自由を阻害する者

自由を強奪する者

自由を破壊する者

自由を消去する者

 

 

『ない』

この世に

完全なる善悪はない

完全なる正誤はない

完全なる有無はない

完全なる表裏はない

完全なる真偽はない

上下もない左右もない

内外もない端中もない

終始もない遠近もない

人間が創り出すものに

完全なるものは何一つない

人間が感じ取れるか否か

唯その一点に掛かっている

 

 

『攻撃』

攻撃をするのは

弱い人だよ

弱者ではないよ

弱さを弱点だと

思っている人だよ

 

 

 

『叫び』

家族だから私の面倒を見てくれる

その時孤独にならない為に

友人達は私と共に過ごした

結婚はその最たるものだった

私を選んだ人はいない

私も同じ

一人では生きられない体だからこの家族と居る

友達が私に興味を失い始めたら

私は永遠に離れる

私はまだ誰からも選ばれていないし

私も誰も選べていない

 

あなたに好かれたくはないの

あの人に愛されたいの

みんなに愛されたいの

あなたは私を愛さないで

私を好いてくれる人を嫌悪してしまう

私を地獄に誘う悪魔に見える

あなたに私の事はわからない

あなたに私を知られたくはない

そうやって私は独りになった

愛されたいと叫びながら

 

 

『私を簡単に選ばないで』

私がいて良かったと言う人はいないの

両親は私を産んでから如何に苦労したかしか語らないわ

こんな子が生まれてしまって自殺しないかとよく心配されたそうよ

私は存在自体が悪で害な自然淘汰された筈の命

切り刻まれた実験台

あなたの目を心を穢してしまう

 

 

 

『消せない』

人生の最も華やぐ時間を失った者達の慟哭は

一生涯止むことはない

なぜなら、比較の一切を断ち切るのは不可能だから

思い出は創り出せないから

大逆転劇を期待することも

諦め放棄することも

どちらにせよ結局は今を楽しめはしない

誰にとっても短くて未熟な日々なのに

 

 

『不条理』

誰のせいでもない事を抱えて生きざるを得ない者

違いは尊重されるべきと謳いながら

不都合な事はみんな辛いんだからと無視を決め込む社会

違っていいなら辛いと言い続ける者も受け容れてみて

「そうだよね」

この一言の共感で救われる者がいる

 

 

『実姿』

勝手に産み落とされた自分を受け容れるには時間が必要

だって自分の目に映るのは他人の姿だけだから

鏡に映る自分は生の姿ではない

なんて皮肉なのだろう

いくら自分が苦悩しながら生きていようが

周囲を見れば自分の対人価値が露わ

人生は脳というトリックミラーからの脱出だ

 

 

『脱キャラ』

結果や数字は正確に私を表してはくれない

ずっとそう思ってた

本当はもっとできるのにって

できないんだよ、できてない

認めたくなかっただけ

表面だけの多様化は無意味でしょう?

繕ったVR分身より生身の自分の幸福感を感じたいでしょう?

潔く認めろ、私

潔く留まれ、私

 

 

『有るか無いかわからないこと』

無いことを証明するのは難しいけど

だからと言って有ると決めつけるのもおかしい

ましてや

「自分にだけは有るとわかっている」と流布するのは

人々の一縷の望みにつけ込む卑劣な行為

騙されたことすら本人の不徳と嘲笑う

 

 

『マイノリティ』

寝ていることしかできない時もある

寝ているだけでも精一杯の時もある

寝ていることすら激しく辛い時もある

私はなんてひ弱な人間なんだろう

私はなんて怠惰な人間なんだろう

私はなんて迷惑な人間なんだろう

人生の一瞬一瞬で

私は私を責めるしかない

 

 

『永久挫折』

人生何もかもがうまくいかない

思い描いたことが

ことごとく志半ばでなぎ倒される

 

 

 

『私が根付く場所』

自分は普通ではないとわかっているから

私の脳は無意識に普通の人を観察し統計化し

予測できるようになったのかもしれない

決して多数派にはなれない人間なのだから

そろそろ諦めよう 多様性・共生社会は

自分を受け容れ認め赦すことから

それができた所が私の終の住処

 

 

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